フリーランスとして働こうと決めたとき、最初にぶつかったのが
「個人事業主になるための準備って、何から始めればいいの?」
という壁でした。
開業届の提出や、事業用の銀行口座の開設、税金まわりの情報収集など、、、
目立たないけれど、個人事業主として活動していくうえで欠かせない準備がたくさんあります。
この記事では、私自身がフリーランスになる前に実際に行った準備内容を、体験談ベースでまとめています。
これからフリーランスを目指す方にとって、スムーズなスタートを切るための参考になれば幸いです。

なおと
AWSエンジニア
当ブログ、「なおナビ」を運営しているAWSエンジニアのなおとです💻
こんな人です👇
- IT完全未経験からAWSエンジニアに転職
- AWSエンジニアに転職して年収400万円アップ
- フリーランスAWSエンジニア(2025.11~)
このブログではAWSエンジニアやフリーランスの情報について、体験談を中心に発信しています💡
退職前~フリーランス開業後までの全体の流れ
まずはじめに、退職前からフリーランスになるまでの全体の流れを見てイメージを掴んでおきましょう。
退職前 → 退職後 → フリーランス開業後
の3つのフェーズによってそれぞれ準備が異なります。
タップすると、詳しい解説に飛びます。
フリーランスエージェントで案件探し
退職前に実施しもらいたいことは、
フリーランスエージェントに登録して案件を探してみる
ことです。
なぜかというと、自分のスキルや経験でどんな案件に入れてどのくらいの単価になるのかを知るためです。
もし、フリーランスになっても入れる案件がないなら、「今の会社でスキルアップや経験を積んでからフリーランスになった方がいい」という結論になるからです。
では、どのフリーランスエージェントで案件を探してみればよいのか。
その疑問に答えるべく、実際に私がフリーランスになる時に利用した中でオススメできるフリーランスエージェントを紹介します。
比較表
それぞれ特徴の異なるフリーランスエージェントを比較表にまとめました。
「自分は何を1番重視するか」を考えながらご覧ください!
次に、各エージェントの特徴を簡単に紹介します。
レバテックフリーランス

レバテックフリーランスこのような方におすすめです!
- 3年以上の経験がある
- 高単価を狙っていきたい
- 大手企業の案件に入りたい
▼
\ 無料登録して案件をチェック! /
TECH BIZ

TECH BIZはこのような方におすすめです!
- 独立経験のあるコンサルタントのサポートを受けたい
- 高単価を狙っていきたい
- 柔軟な働き方をしたい
▼
\ 面倒な確定申告から解放される! /
Midworks
- 正社員並みの福利厚生がほしい
- 給料を保証してほしい
- 月に70万円以上の単価がほしい
▼
\ 安心の保障制度をチェック! /
ギークスジョブ
ギークスジョブはこのような方におすすめです!
- リモート案件に参画したい
- 月に70万円以上の単価がほしい
- 充実した福利厚生サービスを受けたい
▼
\ リモート案件を探してみる! /
各フリーランスエージェントのさらに詳細な解説は下記の「おすすめフリーランスエージェント」で書いてますのであわせてご覧ください。

事業用クレジットカード
「事業用のクレジットカードって必要なの?」
そんな疑問を持つ人もいると思います。
結論、必要です。
なぜ必要なのかというと
プライベート用と事業用のクレジットカードを分けておかないと、帳簿を付ける際にどっちで使ったものなのか分からなくなり大パニックになるからです。
何を隠そう、私自身、大パニックになった経験があります。(笑)
過去の私のようにならない為にも、これから個人事業主になる方には「事業用クレジットカード」を作ることをオススメします。
「じゃあ、クレジットカードはどれを選べばいいの?」
という疑問が出てきますよね。
クレジットカードは正直何でもいいと思います。
なぜなら、事業用だからと言って特別な機能が必要なわけではないからです。
選ぶ時に最低限、以下の3点を意識して選べばOKです。
- 会計ソフトとの連携がスムーズなこと
- 年会費が無料
- ポイント還元率が高い
上記にあげた観点でおすすめ出来るクレジットカードは以下の2つになります。
エポスカード

エポスカードは私も実際に利用しているカードです。
元々プライベート用で利用していたカードを事業用にしました。
特徴は
- 年会費永年無料
- エポスアプリで支払い管理が見やすい
- ゴールドカードが作りやすい(ゴールドカードのポイント還元率は最大1.5%)
年間50万円ほど使うとゴールドカードのインビテーションがきて、さらにお得に使えるようになるカードです!
マネーフォワード ビジネスカード

私が今から事業用にクレジットカードを作るなら、マネーフォワード ビジネスカードを選びます。
なぜなら、会計ソフトのMoneyForward クラウド⇩と連携が強いからです。
マネーフォワード ビジネスカードの特徴は以下の通り。
- 初期費用・年会費無料
- ポイント還元率1~3%
- マネーフォワード クラウドとのリアルタイム連携
会計ソフトでMoneyForward クラウドを選ぶ方は、このカードを選べば間違いないと思います。
▼
\ ポイント還元率最大3%!/
国民健康保険への切り替え
日本国民は下記のいずれかの保険に入っています。

そして、会社員からフリーランスエンジニアになる場合
退職日の翌日から14日以内に「社会保険」→「国民健康保険」への切り替えが必須です。
社会保険の場合は、給料から保険料が天引き(源泉徴収)されていましたが、フリーランスエンジニアになる場合は自分で保険料を納付しなければいけません。
切替方法については、国民健康保険等へ切り替えるときの手続きに記載があるので、そちらを参照ください。
国民年金への切り替え
会社員からフリーランスエンジニアになる場合、年金の切り替えも必要になります。
公的年金制度は、働き方によって加入している保険が異なります。
具体的には、
第2号保険者が加入している厚生年金
⇩
第1号保険者が加入する国民年金
への切り替えが退職日の翌日から14日以内に必要になります。

会社員の場合は、毎月の給料から年金のお金が源泉徴収されていましたが、フリーランスエンジニア(第1号被保険者)になると、自分で保険料を納付しなければなりません。
切り替え手順については、国民年金に加入するための手続きで詳しく解説されているので、そちらを参照ください。
開業届&青色申告承認申請書の提出
「開業届」と「青色申告承認申請書」
これがそもそもわからないよって方もいますよね。
開業届と青色申告承認申請書について分かりやすく説明してくれている動画があるので共有します!
動画を出している大河内薫さんは、下記の書籍を出版されている税理士の方です!
書籍自体も漫画で進んでいくので、めちゃめちゃ分かりやすかったです。
「開業届」と「青色申告承認申請書」
この2つは、フリーランスエンジニアとして働いていくために必要なものと覚えてください。
じゃあ、どうやって2つの資料を提出すればいいのか。
提出方法は紙で提出するのと、会計ソフトで提出するパターンの大きく2つあります。
このブログでは、会計ソフトでの提出を推奨しています。
会計ソフトでの提出を推奨する理由は下記の3つです。
- 専門知識がなくても簡単・正確に書類作成ができる
- 青色申告のメリットを最大限に活用できる
- 開業後の経理業務がスムーズになる
利用がおすすめの会計ソフトについては、確定申告|会計ソフトを利用⇩で解説しているので合わせてご確認ください。
事業用銀行口座
「事業用の銀行口座も必要?」
これに対する答えは「Yes」です。
理由は大きく2つあります。
- プライベートのお金と分けることができる
- 会計ソフトとの連携が楽になる
普通の個人用の銀行口座では屋号がつけられないですが、そこを許容できる人は個人用の銀行口座でも良いかなと思います!
下記の比較表で各銀行口座について比較したのでぜひ参考にして下さい。
GMOあおぞらネット銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 | |
---|---|---|---|---|
ロゴ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
おすすめ度 | ||||
口座種類 | 事業用 | 事業用 | 事業用 | 個人用 |
屋号口座 | ||||
振込手数料(同行) | 無料 | 無料 | 52円 | 無料 |
振込手数料(他行) | 143円 | 145円 | 150円~ | (ことら送金利用時) | 無料
ATM手数料 | 110円 | 毎月1回無料 以降、165円 | 220円~ | 110円 |
口座開設 | 最短2~3営業日 | 最短当日 | 最短1週間 | 翌日以降3営業日 |
税・社会保険料の支払い | ||||
会計ソフト連携 | ||||
デビットカード特典 | 1%キャッシュバック | 0.2%~ポイント還元 | 1%キャッシュバック | 最大2.5%ポイント還元 |
特徴 | APIが豊富。つかいわけ口座が便利。 | PayPay連携が強み。ビジネスローンあり。 | 楽天経済圏との連携が強み。 | 屋号口座は不可だが、個人利用としての手数料は安い。 |
公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
この中で選べば、大きく失敗することはないと思います。
参考までにですが、私自身は「つかいわけ口座」があるGMOあおぞらネット銀行を開設しました。
確定申告|会計ソフトを利用
「確定申告ってどうやればいいの?」
そう思っている方もいるんじゃないかなと思います。
私も個人事業で仕事を始めた時はそう思ってました。
これに対する答えは「会計ソフト」を使って確定申告する。です。
会計ソフトを使うことで
- 簿記の知識が少なくても安心
- 計算ミスや記入漏れを防止
- 銀行口座やクレジットカードとの連携で記帳が半自動
- 確定申告がオンラインで完結
- 控除がお得になる
使わない理由がないぐらい便利なツールです。
「会計ソフトはどこを使えばいいの?」
次にそんな疑問が出てきますよね。
ここでは個人事業主におすすめの会計ソフトを3つ紹介します。
比較表
個人的には、MoneyForward クラウド確定申告がオススメです。
理由は
- 料金が安い
- マネーフォワード ビジネスカードとの連携がしやすい
- 銀行口座やクレジットカードとの連携で記帳が半自動
- スマホアプリが使いやすい
、、、とはいえ、この3つならどれを選んでも大差ないので、自分の好みに合わせて使うでいいと思います。
それぞれ詳細を見て行きましょう。
MoneyForward クラウド確定申告

私が使っているのは、MoneyForward クラウド確定申告です。
理由は⇧で紹介した通り、TOTALで考えてバランスが良いと思ったからです。
また、マネーフォワード ビジネスカード⇧とも相性がいいです。
▼
\ 確定申告が楽にできる! /
freee会計
freee会計は簿記や会計の知識がなくても
仕分け業務〜確定申告書の作成までスマホで簡単に行うことができます。
初心者に優しい機能の種類が豊富なのが特徴の会計ソフトですね。
▼
\ スマホで簡単作業! /
やよいの青色申告 オンライン

やよいの青色申告 オンラインは、クラウド会計ソフト利用のシェアNo.1のソフトです。
1番嬉しいポイントは、初年度無料キャンペーンを実施していることです。※2025年8月現在
簿記、会計の知識がなくてもカンタンに作業が可能です!
▼
\ 初年度無料キャンペーン実施中! /
税理士との顧問契約
携帯キャリア
「携帯キャリアってどこでもいいでしょ?」
そう思っている方もいるかもしれません。
しかし、割高な料金を払っている可能性があります。
ここでは、私が今まで利用して良かった通信キャリアについて紹介します。
ahamo

ahamoは、docomoが提供する格安スマホプランです。
他の格安SIMと違い、docomoが提供しているので通信品質はdocomoと全く同じです。
料金プランは下記の2つのみ。


出典:ahamo公式サイト
大手キャリアの通信品質を落としたくないけど、月々の支払いを安くしたい人にはぴったりです。
▼
\ 大容量・高品質な通信キャリア /
日本通信SIM
下記に当てはまる人は日本通信SIMがオススメです。
- 1ヵ月に利用するデータ量が20GB(50GB)
- 家のネット回線をメインで使い人が当てはまりやすいです。
- 5分以内の通話がメイン
- LINE通話しか使わない場合も当てはまります。
- お昼時や夕方に少し通信速度が落ちても問題ない
- 通信速度が落ちると言ってもほぼ気になりません。
そして超シンプルな料金プランがこちら⇩

某大手通信キャリアはキャンペーンなど複雑な料金体系になりがちです。
日本通信SIMであればご覧の通り、シンプルな料金プランのみになるので、気付かないうちに高額な請求されていた、、、
ということは起きないので安心です。
▼
\ シンプルな料金体系で携帯料金を安く! /
コメント